ドラマの感想を淡々とあげるブログ

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【感想】「このマンガがすごい!~つまらん!だが継続!~」(ファースト一プレッション【~3話】)

ドキュメンタリードラマ

各話に登場する俳優が好きなマンガのいち場面を実写で表現するまでを描くドキュメンタリードラマ。3話まで観たところでファースト一プレッション。

 

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【内容】 

ドラマパートは、今や日本の俳優が商業的な演技活動を行う上では避けて通れない「マンガ」を原作とする(一部、小説・アニメを原作としたコミカライズ版も含まれる)。原作マンガはSF・ギャグ・アクション・シュールなど1回ごとに異なる多彩なジャンルの作品が選ばれている。実際のドラマは、そのマンガの「コマ」の中に役者がキャラクターとして入り込んで演じるという形式で描かれる。

 

ドキュメンタリーパートではゲストが選んだマンガを紹介。そのマンガを選んだ理由や作品の魅力を語り、その漫画に登場するキャラクターの誰を、どのシーンを、どのように演じるのか等、演技のアプローチ的な面を蒼井に語っていく。

(Wikipediaより) 

 

視聴者が置き去りで面白くない 

直球で書けばドラマとして面白くない。また、ドキュメンタリーとしても劇的な何かがあるわけでもなく、その視点からみても面白味はない。

 

問題は視聴者が置き去りにされる点にあると感じる。

 

この番組は俳優が思い入れのあるマンガのいち場面を実写化するというコンセプト。その作成に至るまでの役作りや、取材、舞台作成などをドキュメンタリーとしてみせる。

 

が、肝心の「俳優の思い入れ」、つまり「俳優の熱」があまり感じられないのだ。だから視聴者は感情移入できず、傍観者から脱し切れない。

 

よって、最後に完成する実写ドラマ部分に納得感が感じられない。もう少し言えば、実写化された姿が正解なのか不正解なのかがよくわからない。だから、モヤモヤする。というかすっきり感がまるで無い。

 

視聴者も同じ土俵に上がっていれば、少なくとも出来の良し悪しを判断する事ができるし、それによって視聴後の納得感が生まれる。繰り返しになるが、それは「俳優の熱」が感じられないから感情移入が出来ないことに起因する。

 

マンガを実写化するのだ。それはつまり基本的には「滑稽な絵」になってしまうのは必然だし、視聴者がついていけなければ独りよがり、もっと言えばオナニー感ばかり強くだいぶサムイ。

 

ただ、断っておきたいのは俳優に熱が無いということではないと感じる。俳優の熱を上手く伝えられていない番組が悪いように思う。

 

俳優の意外な一面

ただ、もう少し視聴は継続しようと思う。

 

まず、出演俳優が豪華だ。3話時点では以下の通りだ。

 

第1話:森山未來/うしおととら

第2話:東出昌大/龍-RON-

第3話:森川葵/NHKにようこそ

 

そして、その中でみえる彼らの素のキャラクター。例えば、東出昌大が幼少より剣道に打ち込んでいたことなんか知らなかったし、彼のリアルの友人(剣道仲間)も出演している。ドラマで彼のことはよく見るが、取り立ててファンではない自分としては目新しい。

 

また、森川葵が兄の影響で割りとガチのオタクで、闇が深そうなところも意外性が大きい。彼女もドラマではよく見るが、より親近感が湧いてしまった。

 

なので、そのチラリズムにのみただただ期待してもう少し視聴を継続しようと思う。